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サンスベリア ピングイキュラ の育て方
サンセベリアの女王(Queen sansevieria)と呼ばれる希少種
サンスベリア ピングイキュラ
サンスベリア ピングイキュラはケニア原産の植物で、「青い宝石」や「サンスベリアの女王」とも呼ばれ、緑の葉にはパウダーがかかり、肉厚な葉の先端は鋭く尖っています。
植物名:サンスベリア ピングイキュラ
学名:Sansevieria pinguicula
科目:キジカクシ科
属名:ドラセナ属(サンスベリア属)
原産地:ケニア
特徴
ピングイキュラはケニア原産、ケニア東部のタナ川流域の2か所でしか生育していないと言われる希少種。
乾燥した地域に自生していて、葉は肉厚で鋭く、ロゼッタ状に生長します。緑の葉にはうっすらと白いパウダーがかかりその美しいシルエットが魅力です。
芽の下から根を伸ばすことで株が少し浮いていることから「ウォーキング・サンセベリア」と呼ばれたり、サンセベリアの女王として、「クイーン・サンセベリア」とも呼ばれていて、その独特な美しいフォルムが人気のサンスベリアです。成長が遅く、樹形が崩れにくいことからインテリアプランツとしても重宝されます。
環境
原産地のケニアでも特に乾燥した地域に自生しているため、過湿状態が苦手です。また寒さに非常に弱いです。
基本的には風通し良く、日当たりの良い屋外を好みますが、真夏の直射日光は葉焼けを起こす場合があるので半日蔭に移動させます。
寒さに弱いので気温15℃を下回るようになったら室内の暖かい場所で管理します。日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。
過湿と気温に気をつければ、その他は特に手間もかかりません。
水やり
乾燥に強く、過湿が苦手。
生長期の春から秋は用土がしっかりと乾いてからたっぷりと与えるようにしましょう。
冬場は基本的に水やりは必要ありません。
気温がが15℃を超えるようになってきたら徐々に水やりを開始します。
肥料
春先に緩効性の化成肥料を置き肥するか、10日〜20日に1回の頻度で薄く希釈した液体肥料を与えてもよいでしょう。植え替え時に元肥を入れてあげると元気に育ちます。
土
市販の多肉植物の培養土かサンセベリア用の培養土がおすすめです。
水はけのよい土を好むので、配合土の場合は、硬質赤玉小粒4:軽石2:鹿沼土2:ヤシ繊維2の割合がおすすめ。
植え替え・管理
植え替えの最適期は5月~8月、気温が高い時期に行います。9月を過ぎて植え替えても、根を張りきることができずに冬の根腐れの原因になります。
生長は非常に遅いですが、ランナーを出すので増やすことも可能です。
気温を15℃以上に保つことと、乾燥気味に管理することによって比較的問題なく育ちます。