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パキポディウム ゲアイーの育て方
全身から長くて鋭いトゲを生やした姿がユニークな塊茎植物
パキポディウム ゲアイー
塊茎植物 コーデックスと呼ばれる種類の多肉植物です。全身から長くて鋭いトゲを生やした姿が特徴的。
パキポディウムの中でも丈夫で育てやすい品種です。
植物名:パキポディウム ゲアイー
学名:Pachypodium geayi
和名:亞阿相界(ああそうかい)
科目:キョウチクトウ科
属名:パキポディウム属
原産地:マダガスカル
特徴
パキポディウム ゲアイーは、マダガスカルの南西部が原産の植物です。自生地では大型種で真っ直ぐ伸びて、前兆7m近くまで生長します。とても丈夫で育てやすいので初心者でも育てやすいパキポディウムです。
パキポディウムの中でもゲアイーの特徴は、鋭いトゲを持っていることと、葉の表面に小さな微毛があることです。
よく似た品種にラメリーがあります。とても似ていますが、ラメリーのほうが葉が若緑で葉の表面には微毛がありません。
ちなみに花は青みを帯びた美しい花を咲かせますが、大きく生長しないと開花しません。
種小名の「Geayi」は、フランス人多肉植物コレクターのゲアイー(Geay)氏に由来しています。
また、和名では「亞阿相界(ああそうかい)」というユニークな名前が付けられています。
環境
他のパキポディウムと同様、明るい場所が好みです。
一年を通して良く陽の当たる風通しの良い環境で管理しましょう。
そのため基本的には屋外での管理がおすすめなのですが、熱帯マダガスカル原産のゲアイーは寒さには弱く、気温10℃以下になるようなら室内の日当たりの良い場所へ移動します。
水やり
パキポディウムゲアイーの生育期は4月から10月。その間は用土が完全に乾いてからたっぷりと与えるようにしましょう。
冬になると落葉し生長が止まって休眠するので、そこから翌シーズンの成長期までは断水気味に管理します。
春先、新芽を展開しだしたら、生育期に入ったサインです。そのタイミングから水やりを再開するとよいでしょう。
最初からたっぷりではなく、最初は徐々にスタートします。
肥料
基本的にあまり多くの肥料を必要としません。施肥する場合は、生長期にだけ薄めた液肥を与える程度にします。
また、植え替えのタイミングで元肥として緩効性肥料を少量混ぜ込んでおくこともおススメ。
土
水はけの良い土を好みます。市販の多肉植物用の土で十分です。
市販の多肉植物用土に2割程度赤玉土を加えればさらに水はけが良くなり、また保水性もあがります。
管理
1年を通じて風通しのよい日のあたる場所で管理します。
気温10℃を下回ったら室内に取り込んで管理しましょう。
気温管理さえ調整できれば、丈夫で育てやすい品種です。