お庭づくりの豆知識や、日々のこと
シンゴニウムの育て方
大きく育つとつるが旺盛に伸びてくる半つる性の観葉植物
シンゴニウム
シンゴニウムは半つる性の観葉植物です。幼苗のうちは株元で広がりますが、成長すると、つるが旺盛に伸びてきます。湿度が高い環境を好みます。
植物名:シンゴニウム
学名:Syngonium
科目:サトイモ科
属名:シンゴニウム属
原産地:熱帯アメリカ
花言葉:心変わり、喜び
特徴
シンゴニウムはサトイモ科シンゴニウム(シンゴニューム)属に分類され、原産地は熱帯アメリカの観葉植物です。品種は約35種類ほどあります。日本で流通しているものの多くは幼株ですが、大きく成長すると、葉が大きくなり、モンステラのような切れ込みが入り、つる状に伸びてきます。
自生地ではポトスなどのように、他の木や岩壁などに根を垂らして伸びていく半つる性植物です。性質としては強健で、初心者の方にもおすすめの観葉植物です。
環境
ある程度の耐陰性がある植物ですが、半日蔭や明るい日陰が適しています。直射日光は避けましょう。エアコンの風が当たらない風通しと日当たりの良い場所に置きましょう。
屋外で管理している場合は、夏の間は寒冷紗などで弱めの遮光が必要です。
湿度を好むので葉水は毎日あげましょう。
気温は8℃以上を保つように管理します。
水やり
シンゴニウムの生育期は春から秋です。土の表面が乾燥したら、鉢底から水が流れ出る位たっぷりと水やりをするようにしましょう。腰水で管理してもよいでしょう。
冬は生長が止まりますので水やりを控え、乾燥気味に管理します。一週間に1~2回程度の水やりが目安です。
また、多湿を好むので葉水は毎日行いましょう。ハダニの発生に気を付けた方がいいので冬でも葉水は定期的に行います。葉裏にもしっかり水をかけましょう。
肥料
シンゴニウムに施肥する場合は、春~秋の成長期に希釈した液肥を10日に1回程度与えるか緩効性化成肥料を置き肥します。冬場は生長が止まっているので肥料焼けをする可能性があるので、避けましょう。
土
シンゴニウム自体は高温多湿を好みますが、水はけの悪い土で管理をすると根腐れを起こしてしまう可能性がありますので用土には出来るだけ水はけの良い土を使います。
配合土の場合は、観葉植物用の土2:赤玉土1:鹿沼土1の割合がおすすめ。また、土の表面を赤玉土や鹿沼土、化粧砂などの無機質の用土で覆うことでコバエの発生を防ぐことが出来ます。
管理・剪定
シンゴニウムは春~秋が生長期にあたるので、剪定はその間にします。古くなってきた葉や邪魔な葉など、風通しを悪くしている場合は、ばっさり剪定してしまうのがおすすめです。
その際、サトイモ科の樹液はかぶれる可能性があるのでグローブや手袋などで行い、直接触れないようにしましょう。万が一ついてしまった場合は、流水で洗い流します。切れ味のいいハサミやナイフを使って剪定しましょう。
1年を通じて室内で育てることができますが気温が15℃以上の季節は戸外の明るい場所に置いてあげると成長が早くしっかりとしたきれいな葉になります。