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ポリポジウム ファラックスの育て方
流通の少ない珍しいシダ植物で半耐寒性常緑多年草です。
ポリポジウム ファラックス
ブル―グリーンの葉色が美しいシダ植物の一種です。耐陰性があり、日の光が少ない室内でも育てることができます。
植物名:ポリポジウム ファラックス
学名:Polypodium fallax
和名:シシバタニワリ
科目:ウラボシ科
属名:ポリポジウム属
原産地:アメリカから南米北部、アフリカ
特徴
ポリポジウムは世界中の熱帯から温帯にかけて約160種類が分布しており、日本にも7種ほどが自生しています。
シダ植物のため、耐陰性があり、室内で管理しやすい植物です。また、過湿を好むので葉水で湿度を調整して管理しましょう。
葉が鮮やかでつやのある緑色で先端にいくにつれて不規則にうねったフリル状をしています。このフリルがボリューム感をもち、見栄えのする葉姿となっています。
環境
耐陰性があるので室内管理で十分です。
シダ植物なので湿度が高く保つのが理想的です。こまめに葉水をしてあげましょう。
耐寒温度は5℃。気温が下がってきたら暖かい場所に移動しましょう。
半日蔭または明るい日陰が適しています。直射日光は苦手です。葉先から葉焼けを起こす場合があります。
水やり
土の表面が乾いたら底穴から水が抜けるくらいたっぷりとあげましょう。
鉢底皿に水が溜まったらすぐ捨てます。冬場は生長が鈍くなるので水やりの頻度は下げましょう。
こまめに霧吹きなどで葉水をして保水してあげるとよいでしょう。
肥料
あまり必要としませんが、施肥する場合は、春~秋の成長期に希釈した液肥を10日に1回程度与えるか緩効性化成肥料を置き肥します。冬場は生長が止まっているので肥料焼けをする可能性があるので、避けましょう。
土
シダ植物に適した通水性の良い培養土が良いでしょう。
市販の観葉植物用の土でも大丈夫です。
管理
流通量の少ない品種ですが、シダ植物の仲間である程度の耐陰性があるので室内管理が容易です。
水切れしないように注意して、こまめに霧吹きで葉水して保水してあげるとよいでしょう。