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アンスリウム フーケリーの育て方
数あるアンスリウムの中でも希少価値の高い原種系アンスリウム
アンスリウム フーケリー
アンスリウムフーケリーは、流通量の少ない原種系アンスリウムの一種で主に葉を楽しむタイプのアンスリウムです。ウェーブした葉が大きく広がるように育ち、インテリアプランツとして存在感抜群です。
植物名:アンスリウム フーケリー
学名:Anthurium hookeri
英名:Bird Nest Anthurium
科目:サトイモ科
属名:アンスリウム属
原産地:アメリカから南米北部、アフリカ
特徴
アンスリウム フーケリーは、数あるアンスリウムの中でも原種系です。一般的にアンスリウムというと赤やピンクの仏炎苞を観賞しますが、フーケリーの仏炎苞は地味で、花よりも存在感のある葉に観賞価値があります。
葉は硬く、ウェーブした葉が大きく四方に広がって育つのが特徴です。また、気根もうねうねとして生えてくるので、全体的にワイルドさを感じる葉姿に存在感があり、インテリアグリーンとしておすすめといえます。
環境
水やり
水を大変好みます。春から夏にかけては土の表面が乾いた時点でしっかりと水やりをする必要があります。
ただし、鉢底皿に水が溜まりっぱなしになると根腐れを起こしてしまいますので、水やりの都度皿に溜まった水は捨てましょう。自生地が熱帯地方なので、空気中の湿度が高い状態が理想です。年間を通じてこまめに霧吹きなどで葉水してあげましょう。
成長が鈍くなる冬の時期は、少し水やりの頻度を下げます。土が乾いてから2,3日してからたっぷりとみずやりをします。
肥料
肥料は主に5月~10月の生育期に、緩効性化成肥料を2カ月に1度ほどの頻度で与えるのがおすすめ。多肥は株を弱くさせる原因になるので注意しましょう。
土
アンスリウム フーケリーは基本的に高温多湿を好みますが、水はけの悪い土の状態だと根腐れを起こしてしまう場合があります。そのため、使用する土は水はけの良い土を使いましょう。
配合土の場合は、観葉植物用の土2:赤玉土1:鹿沼土1の割合がおすすめ。また室内管理がおすすめなので、土の表面を赤玉土や鹿沼土などの無機質の用土で覆うことによってコバエなどの発生を防ぐことができます。
管理
基本的に明るい場所の室内管理で年間を通じて10℃以上を保ちましょう。水やりは頻回にして、こまめに葉水をあげると喜びます。
また、極度の水切れで葉がしおれている場合は、バケツに水を張り、鉢ごと2,3時間ほど水没させてみましょう。
しっかり水気を切ってあげて様子をみて葉がしっかりしてくれば水切れだということになります。
ご参考までに。