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ネフロレピス スコッチ―の育て方
ふんわりした細かい葉が魅力のシダ植物
ネフロレピス スコッチ―
ネフロレピス スコッチ―はふんわりとしたボリュームのある葉姿がキュートで目をひくシダ植物です。触ると、ビロードのような手触りで比較的育てやすいネフロレピスの種類でも人気の観葉植物です。
植物名:ネフロレピス スコッチ―
学名:Nephrolepis exaltata ‘Scottii’
別名:スコッチモス
科目:タマシダ科
属名:ネフロレピス属
原産地:亜熱帯~熱帯地方
特徴
ネフロレピス属の種類は熱帯から亜熱帯にかけて30種があり、日本にもタマシダなどの3種が自生しています。
ネフロレピス スコッチ―は、細かく切れ込みの入った葉がモコモコと茂る姿がぬいぐるみの様にキュートで、圧倒的なボリューム感があることから人気の品種です。葉の密度により奥まで光が届きにくいため、中心部の葉が枯れ込むことがありますが生育上問題はありません。また光が強過ぎる場所では、葉先が黄色く焼けてしまうので注意が必要です。
環境
日に当てた方が緑が濃くなりますが、強い日光は葉焼けの原因になりますので直射日光は避けます。
冬は室内の明るい場所で最低気温5℃以上を保つように管理しましょう。
ネフロレピス スコッチ―に適した気温は15℃~30℃で暑さには強いですが、耐寒性は低いので注意が必要です。
水やり
春から秋は、鉢土を乾かさないように水を与えましょう。加えて真夏の間は株の上から水を与えると葉が蒸れて枯れる場合がありますので、鉢のわきから鉢土に水を与えるようにします。
冬場の水やりは、頻度を減らし、鉢土が乾いたことを確認してから与えるようにします。
肥料
基本的にあまり必要としませんが、与えた方が生育はよくなります。
施す場合は春から秋の生育期に緩効性化成肥料を2か月に1回施すかまたは、速効性の液体肥料を1週間~10日に1回程度施すのがよいでしょう。
土
市販の観葉植物用の土で大丈夫です。
腐植質で水はけのよい土が適しています。配合土の場合は、赤玉土小粒5:腐葉土3:軽石小粒2の割合がおすすめです。
管理
下葉が黄色に変わったら除去しましょう。
枯れた枝は根元から切りますが、暖かくなってくれば、また新芽が出てきてモコモコに復活します。