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ソフォラ プロストラータ の育て方
細い枝がジグザグ曲がりながら伸びる、独特な樹形が可愛らしい雰囲気を持つ
ソフォラ プロストラータ
細くて華奢な枝をジグザクと曲がりながら伸びていくのが特徴的なソフォラ。繊細でおしゃれな見た目で、小さな葉が不思議で可愛らしい雰囲気を持ち、別名メルヘンの木という名前でも呼ばれています。
植物名:ソフォラ プロストラータ
学名:Sophora prostrata ‘Little Baby’
別名:ソフォラ リトルベイビー、メルヘンの木
科目:マメ科
属名:ソフォラ属
原産地:ニュージーランド
特徴
ソフォラは、ジグザグと幾何学模様のように伸びる枝のユニークな樹形と、愛らしい小さな葉のコントラストが特徴的な観葉植物です。繊細で可愛らしい雰囲気を持ち、インテリアにもよく馴染み、おしゃれな観葉植物としても人気があります。ニュージーランドに自生している常緑樹ソフォラ・プロストラータの園芸品種が「ソフォラ・リトルベイビー」と呼ばれ流通しています。
ソフォラの葉は、3mmほどの小さくて丸い葉を楕円に集合させて生えます。その葉があまりにも小さくてメルヘンの世界のようなことから、ブルーミングスケープというお店の店長さんが「メルヘンのような木」というコピーをつけ販売し、別名「メルヘンの木」となって広まりました。
上手に育てると、春~初夏にかけて花が咲きます。色は、黄色~オレンジ色で、鳥のくちばしのような花姿です。
環境
水やり
水やりは基本的な観葉植物と同様です。土の表面が乾いたタイミングで、たっぷりと水を与えます。蒸れに弱いので水のやりすぎによる根腐れに注意しましょう。冬は生長が緩慢になるため、水やり頻度は控えめで管理します。
土の表面が完全に乾いてから数日たってから水やりをします。
年間を通じて室内管理の場合は葉が乾燥しがちです。葉水は毎日行いましょう。
肥料
春から秋にかけての生育期に、薄めの液体肥料を月に2回ほど与えましょう。それ以上与えすぎると、葉が大きくなりすぎたりソフォラのかわいらしい雰囲気が損なわれます。
土
根腐れに注意なので、水はけのよい土が適しています。市販の観葉植物の土で大丈夫です。
配合土の場合は、観葉植物の土に赤玉土や鹿沼土などをブレンドして使用してもおすすめです。
管理
毎日の葉水が乾燥と病害虫の予防に効果的です。また、湿度の高い時期は風通しの悪いところでカイガラムシなどが発生しがちなので、剪定などして風通しのよい環境をつくりましょう。
鉢植えの場合は根が詰まってくるので、2年に1回を目安に植え替えをします。最適時期は5~7月です。
樹形を整えるために切り戻し剪定をします。切り戻し剪定の最適時期は、新芽が動く成長期の4~5月です。
剪定した枝は挿し木にすることができます。
また、葉色が黄色く変色してきたり落葉してきたりした場合は、日照不足が考えられます。置き場所の日当たりを確認し、明るい場所に移動して様子を見ましょう。