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アデニウム アラビカムの育て方
コーデックス(塊根植物)の人気定番種
アデニウム アラビカム
アデニウムアラビカムは、近年にタイで改良と生産が進み、日本でも広く流通するようになった、今ではコーデックス(塊根植物)の人気定番種です。幹が横に太く広がって大きくなる特徴のコーデックスです。盆栽風に仕立てられたものが人気があります。
植物名:アデニウム・アラビカム(アラビクム)
学名:Adenium arabicum
英名:Desert Rose
科目:キョウチクトウ科
属名:アデニウム属
原産地:アラビア半島
特徴
アデニウムは砂漠のバラと呼ばれる植物。アデニウム アラビカムはキョウチクトウ科アデニウム属の塊茎植物です。はじめはボール状の塊茎から上に向かって枝が成長し、つやのある葉を付けます。春から夏にかけて赤色の花を咲かせます。特徴的なその樹形と花をつけることで人気がある塊根植物です。
環境
水やり
大きな根をもつコーデックスですが、水やりを誤ると根腐れの原因になりかねません。
季節ごとに水やり方法を変えてあげるのが元気に育つポイントになります。
春:気温が安定してきた頃、休眠期から生長期へ移るので徐々に水やり頻度を増やします。土が乾いたことを確認してからたっぷりと水やりをします。
夏:土が乾いてることを確認してからたっぷりと上げますが、あげるタイミングは夕方から夜に行います。昼間にあげると、土中の水温が上昇しすぎて塊根部分を傷めてしまうためです。
秋:土がしっかり乾いていることを確認してからあげます。気温が低くなってきたら徐々に水やりの頻度を減らしましょう。休眠の準備中です。
冬:休眠に入ると落葉しますので落葉後は断水します。
肥料
あまり肥料を必要としません。
植え替え時に緩効性化成肥料を少量与える程度で十分です。休眠期の冬は施さないようにしましょう。
生長期にもしも元気がない場合は多肉・サボテンの肥料を少量施して様子をみましょう。
土
水はけのよい土が適しています。市販の多肉植物・サボテンの土で大丈夫です。
管理
根元が大きく成長して土が見えなかったり、鉢底から根がはみ出ている状態は根詰まりを起こしてしまいます。
1~2年に1回を目安に植え替えましょう。成長期の4~8月が最適時期です。
アデニウムの植え替えをする場合は、数日前から水を切って、土を完全に乾燥させた状態で行います。
挿し木と種まきで増やすことができます。
根腐れしたアデニウム対処法
アデニウムが根腐れを起こすと見た目、枝がしわしわになってきます。しわしわ部分を触ると、ふにゃふにゃしていて、枝の中が空洞のような状態になります。
原因は主に水のあげすぎか、寒さに当てた、もしくは日光不足が考えられます。根腐れの対処法としては、一度鉢から根を抜いて状態を確認してみる必要があります。
ふにゃふにゃの空洞になった枝は剪定除去し、腐った根は黒く、その部分をカットします。根の切り口は薬剤で消毒してから乾燥させ、新しい土に植え替えて様子をみましょう。早期対応であれば復活します。