お庭づくりの豆知識や、日々のこと
ガーデンルーム(サンルーム)について… の話 その3 【現場実測の大切さ】
こんにちは。グッドツースタッフの辻です。
秋雨前線の影響でこのところ天気が芳しくないですね。しかもまたまた週末にかけて台風だとか。
外回りの作業が多い私達の仕事は、雨が降ったら当然ながらはかどりません。
特に雨で作業が中止になると、その後の他の予定にも影響します。
スタッフ全員ポカンと口を開けて、空を恨めしそうに眺める日が多かった今年の9月でした。
ちなみに、私事ではありますが、今週の週末は子供の小学校の運動会の予定です。台風来て欲しくないです。
前置きが長くなりました。本題にうつります。おかげさまで最近「ガーデンルーム(サンルーム)を考えているんだけど」というご相談を頂くことが非常に増えてきています。
ガーデンリフォーム全般に共通して言えることですが、ほとんどの場合、すでにあるお家の建物やお庭に構造物をプラスしていく作業が前提となりますので現場での実測調査が非常に重要であると考えています。
まずは、お客様の抱いているイメージをお聞きし、商品の種類、サイズ、ご希望納期、使い勝手に対するご要望、デザインに関するご要望などを把握します。
そして現場実測をしていきます。
その際、私たちが特に注意していることは、建物の壁です。
ガーデンルーム(サンルーム)は、基本的に建物の壁に取り付けるので、その壁の状態を把握することが大切です。
例えば、最近の住宅のほとんどのサイディング壁が外壁通気工法という構造になっており、外壁の下と上に空気が通る層を設け、そこに壁内の水蒸気が出やすい透湿防水シートが用いられています。
また、建物において床下換気施工を用いている場合はその部分を塞がないような工法を考えます。
その他、例えば下の絵のうちで、ガーデンルーム設置に際して、●現状の雨樋、●エアコン室外機、●シャッターボックス、●立水栓、●照明など、障害となりうるものを確認し、ガーデンルームの種類や仕様で対応できるかとか、カスタマイズするかを検討していきます。2階にバルコニーがある場合はバルコニーの下端と1階のサッシ戸の間にガーデンルームのルーフを設置するスペースがあるかどうかの確認もします。
↓ガーデンルーム設置検討の際に注意が必要なもの
そしてもちろん、以下のようなことにも留意して考えていきます。
・現在のお庭の状況や、使われ方を把握
・地面や地中の配管やマンホール、雨水枡等の有無
・花壇や植栽についても撤去や移動・変更などの可否を検討
・隣地や道路からの視線(目隠しフェンスや生垣が必要か)
こういった細かな部分まで気を配った上で、景観や居心地の良さをつきつめて私達独自のプランを考えていきます。
世の中に全く同じお庭は2つとありません。それぞれのお庭に合った最高の空間をご提案できるよう日々努力しております。